日時:2020年1月28日(火曜日) 19:00 - 21:00
場所:ル・パン・コティディアン たまプラーザ店
テーマ:「肉(にく)」
参加者:Uさん、Kさん、O(記)
会場はおしゃれなパン屋さんのレストランという感じ。料理はコース料理でオーガニックブレッド食べ放題、チーズフォンデュなどでした。あいにくの冷たい雨でしたがそのおかげで人も少なくて、静かにゆったりと、食事とお酒とビブリオバトルを楽しめました。
取り上げられた話題は食、性、皮肉と三者三様。投票の結果、各一票ずつということで三つ全部チャンプ本(〇)です。おめでとうございます。
〇聖なるズー 濱野 ちひろ (著) 推薦者:Uさん
動物と人間との性の交わりについて実際にその人達(動物性愛者)を取材したノンフィクション。
Uさんは,「想像もできなかった世界で、重たい・考えさせるテーマでした」とのこと。
人の性や愛は何をもって正しい/正しくないと決められるのでしょうか? ムム難しいです。
〇クローヴィス物語 サキ (著) 推薦者:O
第一次大戦前1910年代に出版されたサキ自身編集のオリジナル短編集の翻訳版。
イギリス上流階級社交界の金銭欲や表裏の駆け引きをドライな目で皮肉り風刺しています。
人が死んだりと残酷な話もありますが、現代にも通じるところがあり楽しめる本だと思います。
〇給食の歴史 藤原 辰史 (著) 推薦者:Kさん
日本の学校給食の歴史。戦前から現代まで。
戦後学校給食が始まったのはGHQが児童の栄養不足・食生活の改善のためにパン食ミルク給食を推進したからだそうです。
給食を通じて日本の社会や政治が見えてくるというところでしょうか。
私の場合、小学校の給食はコッペパンに脱脂粉乳だったなー。
さて、次回のお題は2月が閏月ということで、「余り(あまり)」となりました。
ではまた2月にお会いしましょう
2019年11月例会
日時:2019年11月28日(木曜日)19時~21時半
場所:牛タン 木村屋 溝の口すずらん通り
参加:Oさん、 Kさん、 U(記)
テーマ:イギリス
今年最後の例会。
12月は慌ただしいこと、場所がとりにくいことなどから、
例年通り行いません。
急に寒くなったので、日本酒・お燗が、殊更においしく感じました。
今回のテーマは、ブレグジットに揺れるイギリスです。
◎がチャンプ本です。
イギリスの失敗-「合意なき離脱」のリスク-
著者 岡部 伸
推薦者:Kさん
タイトル通り、ブレグジットについての本です。
産経新聞ロンドン支局長として体感した著者が
イギリスでの情勢、そして、日本はここから何を学ぶのかを
まとめた1冊です。
◎ 赤の女
著者 ダニエル・シルヴァ
推薦者:Oさん
英国亡命直前に、ロシア人工作員が暗殺されたことから展開されるスパイ小説です。
イギリスの諜報機関であるMI6、さらにイスラエル諜報機関も加わり、
スケールの大きなストーリーが展開されていきます。
アダム・スミスはブレグジットを支持するか?
12人の偉大な経済学者と考える現代の課題
著者: リンダ・ユー
推薦者:U
タイトルからすると、ブレグジットについての本と思いきや
そんなことはなく、内容的には副題の通りです。
12人の偉大な経済学者の理論を、現代の課題に照らし合わせることで、
理解しやすかった本です。
次回は、2020年1月下旬。
テーマは、店のメニューにあった「○○肉の○○」が気になり、
肉になりました。
10月例会 日時:2019年10月31日(木曜日) 19:00 - 21:30 場所:やきとり家 すみれ たまプラーザ店 テーマ:「税金(ぜいきん)」 参加者:Uさん、Kさん、O(記) 会場は焼き鳥がメインの居酒屋さん。7時に始めた時にはもう店内はほぼ満員で、
かなり人気のお店のようです。 今回も飲み放題コース。飲んで食べて話してと、楽しい会でした。
料理も安くておいしかったです。 10月から消費税10%にアップされたということで、今回のテーマは「税金」です。 紹介された本は小説や解説本で、普段はあまり聞かないような税に
関する用語がずいぶん出てきました。 ◎がチャンプ本です。
タックス・ヘイブン 志賀 櫻 (著) 推薦者:O タックスヘイブンは、富裕層が高い租税を回避する様々なからくりの一つです。 この本ではタックスヘイブンについて、そこでどんなことができるか、
どんな問題があるのかを実際の事例も挙げて解説しています。 サラリーマンは源泉徴収で素直に税金を払っている一方で高額所得者や
企業が相応の負担をしないのはおかしいですよね。 税制の不備を改善するには、私たちが現状を知ることが第一歩であります。
真壁家の相続 朱野 帰子 (著) 推薦者:Kさん 真壁家のおじいちゃんが亡くなってその相続をめぐる騒動を描いた小説。 遺産として残された家をだれが相続するかなどで、
隠し子が登場したり色々ともめ事が起こります。 「相続廃除」とかいう制度は初めて知りました。 これなら小説を楽しみながら相続の知識が得られそう。 ◎デジタル経済と税 森信 茂樹 (著) 推薦者:Uさん デジタル経済で税の仕組みはどうあるべきなのか。 シェアリングエコノミーやAIなどの先端技術と税の関係。 今はビッグデータなどに代表される「無形資産」が重要な価値を持つのだとか。 巨大IT企業GAFAはこの辺りをがっちりとおさえつつ税金の方は
うまく回避しているようです。 簡単に国境を飛び越える企業の活動に各国の税金の制度が
追いていけないのでしょうね。 で、次回のテーマは 「イギリス」となりました。
2019年9月 例会
今回は、予定が合わず、9月の例会ですが、10月に行いました。
2019年10月3日(木曜日)19:00 ~21:30
場所:水炊き・焼鳥 とりいちず酒場 溝の口南口駅前店
テーマ:メディア
参加:Oさん、Kさん、U(記)
「以前もこのテーマをやってのでは?(Oさん)」
全く気付いていませんでした。
過去の開催記録を見てみると、2018年1月に行っていました。
メディアというテーマは、幅広く2回やっても
さらにそれ以上でも、十分に話のできる本は
見つかるのは間違いないでしょう。
さらに、2018年2月には、ぜいがテーマ「税、贅、」何でもありでした。
しかし、2019/10月のテーマは「税金」
見事なループです。
◎がチャンプ本です。
Oさん推薦
「A マスコミが報道しなかったオウムの素顔」
森 達也
オウムが起こした一連の事件は何だったのか?
今まで報道されたことがすべてなのか?
その視点に立ったドキュメント。
すでに四半世紀経過し、中心にいたほとんどのメンバーが死刑。
これで本当に良かったのか?
メディアのあり方を強く問い掛けるドキュメント。
U推薦
「自己検証・危険地報道」
安田 純平 / 危険地報道を考えるジャーナリストの会 "
何故?遠い中東やアフリカまで行き、危険な思いをしてまで
報道しなければならないのか?多くの人が抱く疑問。
もし北朝鮮が危険地になってしまったら。
自分が危険地にいたら、みんなに知って欲しいと思うでしょう
本の中にあったこれらが何より印象に残り、危険地報道の必要性を感じました。
◎Kさん推薦
「国際メディア情報戦」
高木 徹
あらゆる情報が、場所・時間を問わず、行き交う世界で、
どのように情報を発信していくかが、各国にとって重要になってくる。
中国・北朝鮮・イラン・アルカイダ・アメリカなど、
大国、小国、テロリスト関わらず、重要性を認識し、積極的に参戦している。
その現状、手法、などをまとめた内容です。
次回は、10月最終週の予定。テーマは税金です。
7月例会
日時:2019年8月1日(木曜日) 19:00 - 21:30
場所:ババリゾートバル たまプラーザ駅前店
テーマ:年金(ねんきん)
参加者:Uさん、Kさん、O(記)
今回の会場はたまプラーザ駅からすぐ近く、商店街の入り口にあるお店です。
明るい店内、ワインもたくさん種類がありました。
今回も”飲み放題”コースで食事とお酒を堪能しました。
◎がチャンプ本です。
60歳からの新・幸福論 曽野 綾子 (著), 田原 総一朗 (著), 弘兼 憲史 (著), 菊池 和子 (著), ほか 推薦者:Uさん
著名人が60歳を過ぎて、これからどう過ごすか話したことを本にしたもの。
皆さん元気で、今が楽しいと思っている人が多いようです。
働くことに対して年齢は関係ない。自分の楽しい好きなことをやればいい。
健康診断を受けない。がんを直そうとか、延命治療とかはしない。・・・など。
「自分が楽しいと思うことを続けてやっていればいいのだ」ということで、何だか元気をもらえます。
反転する福祉国家: オランダモデルの光と影 水島 治郎 (著) 推薦者:O
昨年、ある調査でオランダの年金制度のランキングは世界1位でした。
この本は、1990年代に話題になった福祉国家オランダの「オランダモデル」の現在について書いてあります。
オランダでは、年金・労働保障の充実、労働時間の短縮、パートタムと正規労働の同じ時給を実現しました。
今の問題は、移民の増加とそれに関連した貧困や犯罪の問題から、移民の制限へと移行している。
日本での正規・非正規の問題、将来の移民の問題など、日本も参考に出来ることがありそう。
◎完全版 年金大崩壊 岩瀬達哉 (著) 推薦者:Kさん
まさに十年ぐらい前の年金大崩壊で、当時の社会保険庁が何をやっていたかを書いたノンフィクション。
年金官僚がいかに莫大な金を使いまわしたか。その結果、年金給付以外の目的で失われた年金は6兆5千億に上るという。
例えばグリーンピアの設立で3800億円を使い、売却はは48億円。社会保険のオンラインシステムへの年金資金の流用。
そして、破綻した年金を厚生年金に押し付け公務員の弘済年金はそのまま。
年金運用の実態について興味が湧いてきました。
2019/6月例会
日時:2019年6月20日(木曜日) 19時~21時
場所:海鮮居酒屋 魚竹水産 溝の口市場
テーマ:五輪(オリンピック)
参加:Oさん、Kさん、U(記)
個人的に、翌週、韓国出張があり、どこかバタバタで迎えた今回。
とは言っても、いつも通り、あれやこれや話をして、楽しみました。
◎がチャンプ本です。
幻の東京オリンピック-1940年大会招致から返上まで-
著者 橋本 一夫
推薦者:Kさん
太平洋戦争により、行うことができなかった1940年の東京五輪。
招致からの動き、政治的に利用されてしまった時代背景など。
平和に行われているときこそ、知っておくべき内容なのでは。
オリンピックと商業主義
著者 小川 勝
推薦者:Oさん
かつては、アマチュアスポーツの祭典が、今や、プロも参加するイベント。
なぜそうなったのか、その背景を丹念に記した内容です。
批判・肯定いろいろありますが、まず、事実を知ることが重要と感じました。
◎僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ-スポーツでこの国を変えるために-
著者: 天野 春果
推薦者:U
川崎市にとっては今やなくてはならない川崎フロンターレ。
フロンターレ職員で、今は、東京オリンピック組織委員会に出向。
多くのサポーターを楽しませるクラブ、その原点がわかる一冊です
5月例会
日時:2019年5月23日(木曜日) 19:00 - 21:30
場所:たまプラーザのひもの屋
テーマ:平成(へいせい)
参加者:Uさん、Kさん、O(記)
今回の会場はたまプラーザ駅近くの居酒屋です。
投票の結果それぞれ各一票ということで引き分け。全てチャンプ本(◎)となりました。
朝日新聞「平成の30冊」というランキングを見ていたら同率20位にこの本が入っていました。
昔読んで面白かったので、再読してご紹介です。
1990年代前半、世界を歩き「人は今どこでどんな顔をして食っているのか。あるいはどれほど食えないのか」を体験、取材したルポルタージュ。
チェルノブイリ原発事故、ソ連崩壊、エイズ蔓延、東西ドイツが統一の影響など、その土地で人は何を食べているか。
食べ物または食べる行為という切り口から見えてくる世界もしくは社会の様相が新鮮でした。
◎オウム死刑囚 魂の遍歴 門田隆将 (著) 推薦者:Uさん
平成の重大事件といえば”地下鉄サリン事件”が思い浮かびます。
この本はオウム真理教の幹部であり死刑囚となった井上嘉浩についてのノンフィクションです。
幹部の中で彼は最も若いメンバーだったとのこと。
彼の手記と取材から、教団に入り犯罪に至るまでとその後が描かれています。
◎日本人の勝算 デービッド アトキンソン (著) 推薦者:Kさん
Kさんが”熱海美食倶楽部”の仲間からお勧めされた本だそうです。
筆者はイギリス人で元ゴールドマンサックスのアナリスト、日本在住30年。
もっと企業規模を拡大し、大企業を増やせ。企業規模が大きい方が柔軟な働き方ができ、生産性も高い。
最低賃金を引き上げよ、すると経営者はそれを払うだけの努力をするようになり生産性が上がる。
など、日本がこれから勝ち残っていくためにはどうすべきか、本書でいろいろな提言を行っています。
以上、
次回6月のテーマは、「オリンピック」です。
2月例会
日時:2019年2月26日(火曜日) 19:00 - 21:30
場所:沖縄粟国島料理 あぐぅーん たまプラーザ店
テーマ:パス(通)
参加者:Uさん、Kさん、O(記)
沖縄料理のお店。BGMに沖縄の唄がずーっと流れていました。
前回の例会から3か月ありましたが、お題にあった本がなかなか見つからずかなり悩みました。
◎がチャンプ本です。
人間通 谷沢 永一 (著) 推薦者:Kさん
約20年くらい前にベストセラーになった人生論の本。
”人と人”、”組織と人”などの目次を見て、辞典的な使いかた読み方もできます。
これを読むと処世術というか対人関係、人に対してどうあるべきかについてわかり、なるほどなと思わせる本でした。とのこと。
例えば、
”特技はいらない凡人でいい。必要なことは他人の心がわかるひと(人間通)であること。ケチと臆病はダメ。”
とか。
カササギ殺人事件 上・下 アンソニー・ホロヴィッツ(著) 推薦者:Uさん
2018年ミステリーの主要なランキングですべて1位になった本。
”ネタばれになるので、中身は言えませんが・・・。
途中で完全にひっくり返る。何が起こったのかわからなくなる。”ということだそうです。
アガサクリスティーの流れを受け継いだような小説。
◎憲法への招待 新版 渋谷 秀樹 (著) 推薦者:O
”日本の上空を通過する他国を攻撃するミサイルを打ち落とすことは合憲か?”
”女性の再婚禁止期間の規定は「法の下の平等」に反するか?”
など、24の事例を通して憲法を解説しています。
条文の逐次解説ではなく、今どきの話題をもとに憲法の理念を解説する本書は入門書としては読みやすいのではないかと思います。
2018年11月例会
テーマ:落
日時:2018年11月29日(木曜日) 19:00 ~21:30
場所:居酒屋 ◎NIJYU-MARU(にじゅうまる) 溝の口駅前店
参加:Oさん、Kさん, U(記)
いや~、食べました。飲みました。
席は、珍しい禁煙席!。(3人ともタバコは吸いません)
まわりが臭くなく、鍋ものだったので、余計に良かったです。
◎がチャンプ本です。
Kさん推薦
◎【落日燃ゆ/著者 城山 三郎】
東京裁判で、A級戦犯に指定され、唯一文官として絞首刑となった
元首相・広田弘毅の生涯を描いた物語です。
憲法が問われている今こそ、読む本なのかもしれません。
Oさん推薦
【かけおちる/著者 青山 文平】
『かけおち』というと今日では男女の『駆け落ち』になりますが、
江戸時代は『欠け落ち』で、本来所属すべき集団から脱落するという
意味で使われていました。(参照:https://books.bunshun.jp/articles/-/3391)
と著者が語っています。その内容は、興味深いです。
U推薦
【一度太るとなぜ痩せにくい?-食欲と肥満の科学-/著者 新谷 隆史】
生物学的見地から、この問いに答えていきます。
痩せるためのHow to本ではないですが、興味深い話がたくさん。
ネコ科の動物は、甘味、を感じない。などなど
12月は、慌ただしいので、昨年に続きパス。次回は、1月に。
テーマは、そんなことで、「パス(通)」
10月例会
日時:2018年10月30日(火曜日) 19:00 - 21:30
場所:CONA たまプラーザ店
テーマ:アジア(亜細亜)
参加:Uさん、Kさん、O(記)
今回はピザ屋さんでの例会です。
“ピザ食べ放題”メニューのせいか、周りの席は食べ盛りの20代くらいの若者ばかり。
普通は標準メニューのピザが最初に出てくるのですが、おじさん3人ということで最初に好きなピザを選ばせてくれました。アリガトウ!
推薦本は世界・中東・中国と、3冊それぞれが違ったエリアの話題となりました。
〇がチャンプ本です。
人に話したくなる世界史 玉木 俊明 (著) 推薦者:Kさん
歴史というものは時代が変われば解釈が変わるもので、現代には今の視点での解釈があります。
例えば、織田信長はキリスト教イエズス会をうまく利用して西洋文明の導入し天下を取ったとか.
長らくインドが綿製造をリードしたが、イギリスは産業革命で奴隷を綿製造に使い、海洋国家として物流を支配してその支配権を握った。などなど。
現代を歴史的解釈で眺めると・・・
物作りで儲けるのは過渡的なもの。金融・保険・貿易などの仕組み・システム(ルール)を作る側になれば常に儲かります。
・・・ということみたい。
◎引き裂かれた大地 スコット・アンダーソン (著) 推薦者:O
アメリカの戦争ジャーナリストが書いた本です。
中東にいる六人の人々(エジプト・リビア・クルド民など)がどんな人生を歩んだか、どのように生活が変えられてきたかを時系列に描いています。
時代は1970年のイラく戦争から最近のISIS進出まで。
例えばイラク人のワカーズ・ハサンは日雇い仕事の生活からISISに入って訓練を受け反乱軍に参加。クルドに逃げるがつかまって筋束→最後は処刑?
具体的な人々の生活の目線で中東の姿・歴史が描かれています。
中国経済講義 梶谷 懐 (著) 推薦者:Uさん
我々の一般的なイメージは「共産党・計画経済・民主主義的な自由さはあまりないだろう」といったところ。
でも、我々の予想と全く違うところがあります。
社会保障費を払わない会社が多い。労働争議も多いそうです。
また、欧米文化と異なり知的財産権はあまり重要視しない。コピー文化にすることにより経済が発展する。
例えば、広東省深センのスマホ関連の会社は中小企業であるが、まねできるからどんどんやって儲けてる。
中国の可能性と危うさが見えてきて興味深いです。
次回のテーマは「おちる(落ちる、堕ちる、fall、・・・)」となりました。
皆さんの推薦本、楽しみにしております。
8月例会
日時:2018年8月28日(火曜日) 19:00 - 21:00
場所:かなで 溝の口店
テーマ:夏
参加:Oさん、Kさん、U(記)
まだまだ蒸し暑い一日。
夕立の気配がしていましたが、運よく、行き帰りには、降られず。
今回テーマは夏。戦争に関する本が2冊推薦されました。
◎敗北を抱きしめて:第二次大戦後の日本人
ジョン・ダワー/著 (Oさん推薦)
アメリカの代表的なピューリッツァー賞を受賞。
上下巻に渡るまさにタイトル通りの内容。
海外から見た敗戦後の日本人はどう見えたのか。
興味深い一冊です。
人類と気候の10万年史:過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか
中川 毅/著 (Kさん推薦)
すいません、湖の名前さえ知りませんでしたが、
福井県・水月湖は、年代測定の世界標準になっており、
そこに堆積する年縞が明らかにしたのは、
現代の温暖化を遥かにしのぐ激変する気候だそうです。
それにしても、10万年史とは、すごいです。
戦争の大問題:それでも戦争を選ぶのか。
丹羽 宇一郎/著
戦争を知らない世代ばかりになったら、
本当の戦争を知っている人がいなくなったら。
今こそ、戦争を知るべきだ。決して戦争を起こしてはいけない。
その主張に貫かれた1冊です。
次回のテーマは、アジアです。
日時:2018年7月24日(木) 19:00~21:30 場所:弥太郎(やたろう) たまプラーザ店 テーマ:あし(足、脚、葦、・・・) 参加者:Kさん、Uさん、O(記) 今回は、今年初めに新装開店した居酒屋さん「弥太郎」です。 以前の一軒家でいかにも居酒屋風という感じの店から、
ちょっとおしゃれできれいなお店になりました。 バトルの方は各一票ずつということで、引き分け。すべてチャンプ本です。
◎ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯 原田マハ(著) 推薦者:Kさん 「ひまわり」など、日本では人気のゴッホの絵ですが、
生前に売れたのはたったの1枚。生計のほとんどは弟に助けてもらったそうです。 ゴッホの生きざま。そして当時の古典派から印象派までの流れ、
ジャポニズムが海外に与えた影響などがわかります。 ◎ヒエログリフを書いてみよう読んでみよう―古代エジプト文字への招待
松本 弥 (著) 推薦者:O 古代エジプトの神聖文字、「ヒエログリフ」の書き方練習付きの本。 この本を読んで基本のアルファベット26文字を覚えれば、
ヒエログリフが書けます・読めます。 “古代エジプトの文化に触れるうえでは欠かせない”
が実用的にはまったく何に立たぬ、とても面白い本です。 ◎99%の人が速くなる走り方 平岩 時雄 (著) 推薦者:Uさん 誰もが今よりも速く走れるためのコツ・理論が書いてある本です。 腿を上げて腕を振っても速くは走れない、体のばねを使いなさい。・・・とか。 理屈では簡単に走れそうだけど、それを体に覚えさせるのは確かに大変ですよね。 単に「走る」ということも実は奥が深ーいということだそうです。
6月例会
2018年6月28日(木曜日)19時~21時
場所:豊後高田どり酒場 溝の口ドンキホーテ前店
テーマ:あめ(雨、飴、など)
参加者:Oさん、Kさん、U(記)
W杯サッカー、日本とポーランド戦があった日です。
そのため、店内は気持ち少ない感じが・・・。
でも、店内には大型テレビがあり、試合開始時間には、
予約がきっちり入っていたそうです。
◎がチャンプ本です。
◎雲のカタログ:空がわかる全種分類図
(文と写真:村井 昭夫、鵜山 義晃)
推薦者:Oさん
タイトルと写真から、すべてがわかる内容。
雲や空に関する学術的な内容が盛り沢山だそうですが、
個人的には、のんびりと雲や空の写真を見るだけでも
楽しそうと感じました。
天気が変えた世界の歴史
(宮崎正勝 監修,造事務所 編著)
推薦者:Kさん
歴史の転換点には、「天気」や「気候」が
深く関わっている。
あまり意識されていないことだと思います。
この本から、また違った歴史の見方ができるのでは。
異常気象はなぜ増えたのか:ゼロからわかる天気のしくみ
(森 朗 著)
推薦者:U
タイトルからは、異常気象について述べた本。
と思われがちですが、
どちらかと言うと、副題の「ゼロからわかる・・・」がぴったり。
風、海流、気圧、自転、様々なことが影響していることが分かります。
今回は、全員が天候に関する本でした。
次回のテーマは、もうW杯は終わっていますが、
「あし」(足、葦・・・)です。
鷺沼BOOK倶楽部 5月例会
日時:2018年5月24日(木) 19:00~21:30
場所:御馳走横町 十八番屋 (ごちそうよこちょう・おはこや)
テーマ:「ご(五、後、語、・・・)」
参加者:Kさん、Uさん、O(記)
今回の会場は、たまプラーザ駅から徒歩5分の居酒屋さんです。
投票の結果、各一票ずつということですべてチャンプ本となりました。
◎語彙力こそが教養である 齋藤 孝 (著) (Kさん)
話す言葉、どのように表現するかということはその人を表す。ということは、語彙力を鍛えることで表現力・教養がつく。語彙力をつけるには読書がいい。・・・とのこと。
そういえば昔、斎藤さんの「読書力」という本を読んだのを思い出しました。
◎保守の真髄 西部 邁(著) (Uさん)
自分の思っていることをつらつらと述べた本。歴史、民俗が紡いできたものをもっと知るべきであると。
Uさんは、こういう風にものを言える人・きちんとした歴史の観点を持っていた人がいたんだ、と思い感激したそうです。
◎魂でもいいから、そばにいて 奥野 修司 (著) (O)
3・11大震災の後、被災者の経験した十数例の霊体験について書かれたものです。
体験した人にとっては恐ろしくはなく、うれしい・懐かしい感じだという。私は一人じゃない。亡くなっても、あの人は見守ってくれている。
怖いというより感動的なノンフィクションでした。
次回のテーマは、あめ(雨、飴、・・・)です。
調べてみたら、なんと一昨年と同じでしたm(_ _ )m
でもネタは色々あると思いますので、よろしく。